低難易度譜面埋めのすすめ(SDVX編)

(この記事はB4UT Advent Calendarに寄稿するために執筆したものです)

 こんにちは、はじめましての方ははじめまして。

 私は2014年度入学でB4UTに所属しているイオといいます。

 B4UTのAdvent Calendarも恒例と言っていい企画になりつつありますが、今まで参加したことはありませんでした。今年も実施するということで、せっかくなので卒業する前に1つくらい記事を残してみたいと思い今回参加させていただきました。

 

 私のことを知らない方も(特に下級生では)多いと思うので、はじめに簡単に(音ゲーに関する)自己紹介をさせていただきます。

 

 私の地元は田舎なので、行動圏には太鼓の達人しかなかったということもあり初めての音ゲー太鼓の達人でした。こちらは小学生のころから好きでときどき遊んでいましたが、中学時代からそれなりの頻度でプレーするようになりました。高校時代になると地元のゲームセンターにjubeatやDIVAといった他の機種が導入され、そちらも触るようになりました。

 浪人時代を福岡で過ごしたのですが、当然地元にはない機種も揃っていたため前述の3機種を主にプレーしながらときどき弐寺、ボルテといった機種にも手を出していました。

 大学に入ってからはB4UTに所属し、大学内外で音ゲーの知り合いも大きく広がったこともありいろいろな機種でモチベーションが転々としています。今はボルテとドラムにお熱ですが、それ以外の機種も気が向いたときに遊んでいます。セガ機種、特にmaimaiは難しすぎるのでうまい方教えてください。

 

 長くなりましたが本題に移ります。

 今回私が掲げるテーマは「低難易度譜面埋めのすすめ(SDVX編)」としました。

 早いうちにjubeatにハマっていた影響で、私はクリアゲーよりは理論値ゲーが好きな人種です。そこで今回は熱中するうちに下位譜面も一通りプレイしてしまったSDVXの低難易度譜面の理論値埋めについてお話させていただきたいと思います。

 

 SDVXにおいては、上達―ことスキルアナライザーの最上位である暴龍天の取得を目指す場合―の近道はやはりクリアできるギリギリの難易度を攻めていくことだと言われて(?)います。実際高難易度は譜面のパターンのバリエーションも豊富になり、当然下位譜面では出てこない配置をこなす必要があるので高難易度譜面で慣れるしかない部分もありますし、私もそれは間違いではないと思います。

 しかし今回はあえて、いやむしろそのような風潮の中でなかなか触れられることのない低難易度譜面の魅力を知ってほしいと考えました。以下、私のもつ低難易度譜面の理論値埋めに対する考えを述べていきたいと思います。

 

 1つ目ですが、当然「埋める」わけですからすべての譜面をプレーすることになります。その中には鍵盤寄りの譜面、つまみ寄りの譜面、両方をそつなくこなす必要のある譜面が含まれます。レベルフォルダーを埋めていく上では、それらすべての要素をニア・エラーを出すことなく拾う練習を自ずからしていくことになります。これは高難易度特攻だけをしていてはできない練習だと私は考えています。暴龍天取得後は後光暴龍天というさらなる目標を目指すことになりますが、ここではスキルアナライザーの合格に加え3曲通してある程度のスコアを出さなければならず、ニアを減らすということもバカにできない要素になります。つまり、高難易度譜面でエラーを出さない練習に加えニアを減らす練習というものもある程度取り入れるに値すると考えます。以下低難易度で代表的なつまみ/鍵盤譜面の例です。すべてレベル12ですが貴方はニア・エラーを出すことなく切り抜けられますか?

 

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↑お馴染みHirayasu Matsudo譜面。ちなみに私はつまみが苦手なのでこのエフェクターは嫌いです。

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↑低難易度譜面埋めをしている人なら皆知ってるPULSE LASERのEXH譜面。

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BPMが遅いながらも24分まじりの鍵盤。

 

 2つ目に、少なくとも埋めている間は常に「理論値を目指すプレイング」をすることになります。何を当たり前のことを、と思うかもしれませんがクリア狙いやAAAなどのグレード狙いではただの八分でポロっとニアが出ても多少は問題ありませんが理論値を狙う場合はそれも許されません。私の周りでも理論値狙いをしてみて初めて簡単なところをしっかり光らせることができるようになったという人がいます。いずれ高難易度でも高スコアを出す必要が出てくることを考えると、自分が難なく光らせることができる譜面の範囲は広げていくに越したことはありません。

 また理論値を目指すうえでは難所を抜けたあとの緊張と戦う必要もあります。上述した簡単な部分を難なく光らせるということにも関連しますが、普段なら何気なく取れるちょっとした譜面パターンの変化を緊張はすべて難所に変えてきます。そのようなプレッシャーに慣れる、という練習にも繋がっていくと思います。

 正直難所を抜けたプレーをイージーミスで潰してしまうことが続くと最初は苦痛に感じても仕方がないと思いますし、私も今でもそのようなことがたくさんあります。しかし何より理論値が出た時の爽快感、脳内物質大放出の瞬間には代えられません。

 

 3つ目に、すべての譜面に触れていくなかで自分の好きな曲、アーティストに出会うチャンスが大きく広がります。高難易度譜面がつくような曲はそれだけカリスマ性もあり、素晴らしい曲がたくさんあると思います。しかし低難易度の曲にもいい曲は負けないくらいにたくさんあります。SDVXはそもそもFLOORを通じ楽曲の公募を積極的に行っていること、また東方・VOCALOID曲を多数収録していることがウリになっていたこともあり、それを味わい尽くさない手はありません。例えばレベル15の曾根崎心中、いい曲ですね。是非動画サイトでデッドボールPの曲を聞いてください。すべて。

 

 最後に、先ほども述べましたが理論値を達成した瞬間は何とも言えない気持ちよさがあります。またSDVXの楽曲ランキングは後に達成した人が上位に載る仕様のため理論値を達成すると(ほぼ)確実にサイトに載るのでニヤニヤできます。さらに現在は筐体上で全国トップ・店舗内トップが確認できるのでさらにニヤニヤニヤニヤできます。このように自己満要素が満載で、所詮は自己満ですが自己満だからこそモチベーションアップに繋がります。

 

 

 いかがでしたでしょうか。上達したい、もっといろんな曲が聞きたい、俺の名前を全国に知らしめたい、どのような動機でもいいと思います。理論値を狙ってみたい!という方が1人でも増えてくれると嬉しいです。また理論値狙いに限らず、新しいことを始めると同じゲームでも違う知見が得られると思うので、すでに理論値ゲー楽しい!!という方も普段触らない難易度・傾向の譜面に取り組んでみるのもいいかもしれません。

 

 ここまでお読み頂きありがとうございました。